研修

趣旨

現在、がんによる死亡者は3人に1人であり、高齢化社会の到来とともにさらに増加していくと予想されます。
しかしながら、地域における在宅緩和ケア専門医の数は、絶対的に不足しており、質の高い在宅緩和ケアの提供が十分に出来ていないのが現状です。
この研修プログラムは、我が国の在宅緩和ケアの質の向上と普及啓発のために、各地域でリーダーシップをとれる人材の育成を目指しています。
そのため、在宅緩和ケアの基礎から、開業サポート、地域への普及の仕方等をトータルで研修していただきます。

対象者

医師としての臨床経験が5年以上あり、在宅緩和ケアに興味のある方、将来、在宅緩和ケアを含む在宅医療分野で開業希望の方

研修目標

がん終末期におけるさまざまな症状コントロールの基本的な診断方法と対処方法が習得出来る。

在宅緩和ケアを通じて、地域医療の実際を学ぶ。

在宅における看取りへのアプローチとプロセスを学ぶ。

看取りを通じて、一人間、一医師としての死生観を熟成させる。

地域の病院や多職種との連携の方法を学ぶ。

チーム医療の在り方を学ぶ。

研修方法

実際に患者を担当し、主治医となり個々の患者に向き合う。

在宅緩和ケアを通じて、地域医療の実際を学ぶ。

毎朝、訪問前のカンファレンスにおいて、多職種の意見を聞く。

他施設との連携を通じて在宅緩和ケア医の役割を学ぶ。

看取りの後、総括を行う。

1研修期間

1~3年 (処遇 当院規定による)期間等は応相談

2当院の特色
西日本最大規模の在宅緩和ケア専門クリニックであり、年間300例の症例数、年間200例の看取り数を持っているので、豊富な症例経験が出来る。

院内看護、院内介護を行っており、オールインワンでの在宅緩和ケアチームの在り方を学べる。

在宅看取り2000例以上の専門医が実地指導にあたります。

地域看護専門看護師等、豊富な経験を持つ多職種とふれあうことで、幅広い視野を得られる。

_お問い合わせ窓口

お電話・メールフォームにてお問い合わせを受け付けております。


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